主がお与えくださった信仰(ルカ9章21〜27節)
「次のように言われた。『人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている』」(22節)。
ペトロ、また他の弟子たちもイエス様のことを神からのメシアであると知っていました、信じていました。しかし、そのメシアとはどういうものであるのか、救い主とはどういうものであるのかは分かっていませんでした。おそらく、当時のユダヤの人たちの考えていたメシア、救い主と同じように考えていたのではないかと思います。私たちを支配国ローマから解放してくれる政治的な救い主。私たちをこの世の様々な問題から解放してくれる救い主・・・。そういう方として信じていたのではないでしょうか。
そういう彼らに向かって、主は言われました。それはご自分が苦しみを受け、殺され、そして、三日目に復活するということです。十字架と復活を主は語られたのです。神様が私たちに送ってくださった救い主、この方は十字架におかかりになり死なれ、三日目に復活されるのです。十字架と復活抜きの救い主ではないのです。そして、主が私たちに与えてくださった信仰は十字架と復活の信仰なのです。
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