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実は大事なことだった・・・(ルカ23章26節)

ルカ23章26節にキレネ人シモンの記事があります。この人について、「人々はイエスを引いて行く途中、田舎から出てきたシモンというキレネ人を捕まえて、十字架を背負わせ、イエスの後ろから運ばせた」とあります。これは主イエスが十字架を背負い、ゴルゴタの丘へ進む場面です。そこにたまたま居合わせたのがキレネ人シモンでした。「田舎から出てきた」とあります。彼は主イエスの十字架を背負うためにそこにいたのではありませんでした。別の福音書(マタイとマルコ)では兵士たちによって、「イエスの十字架を無理に担がせた」とあり、無理に担がされたことが分かります。何と割に合わないことだろうか、ということが私たちの人生にもあります。こんな大きな重荷をなぜ負わなければならないのだろうか?私には負いきれない、ということが度々あります。無理やり十字架を背負わされたキレネ人シモン。マルコ15章21節にはキレネ人シモンのことを「アレクサンドロとルフォスの父」と記しています。この二人は当時の教会のメンバーと言われています。シモンはその時には十字架を仕方なく担いだかもしれません。しかし、後になって、主の十字架の意味を知り、それが彼の子供たちにも伝わっていったのではないでしょうか。主の十字架、それは私たちの罪の救いのためです。そして、主が私たちと苦しみを共に受けられたことを示します。私たちは割に合わない、不条理と思えるような重荷を負わせられる時、自分の人生において大事なことであることをおぼえたいのです。それが主が共に担っておられる十字架であることを。

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