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主がこの場所におられるのに・・・(創世記28章11〜16節)

「ヤコブは眠りから覚めて言った。『まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった』」(創世記28章16節)。
ヤコブは人生に行き詰まっていた時でした。家族との関係に失敗し、逃亡し、先が見えない。そういうヤコブが見た夢が記されています(同11〜15節)。「先端が天まで達する階段が地に向かって伸びており、しかも、神の御使いたちがそれを上ったり下ったりしていた」(同12節)とありますが、天と地を神様の御使いが上ったり下ったりしていた、というのは、天の神様がこの地上の私たちのところにもおいでになって、かかわっておられることを示しています。そして、アブラハムに約束した言葉をヤコブにも語ります。「見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない」(同15節)。行き詰まり、孤独に苦しむヤコブでしたが、神様の言葉を聴き、そこでこう言います。「まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった」(同16節)。ああ、神様はここにもおられた。私と共におられた。このことを知らされ、気づかされ、ヤコブは立ち直るのです。いいえ、神様の愛によって、恵みによって立ち上がらされていくのです。ヤコブ、この人の別名はイスラエルでした。このヤコブの子孫がイスラエルの民なのです。イスラエルの民とは神様の憐れみによる民なのです。
 「まことに主がこの場所におられるのに・・・」。「この場所」とはどこでしょうか?人生、様々なことが起こってきます。けれども、どこにおいても、どんな状況にあっても、そこに主がおられる。主はあなたと共におられる。このことを忘れないでいたいと思うのです。そして、神様の憐れみを感謝して生きる。それがキリストを信じる者の生き方です。

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