主が教えてくださる(ヨハネ11章17〜27節)
イエス様はご自分が復活であり、命と言われ、ご自分を信じる者は死んでも生きる、決して死ぬことはない、と言われました。そして、あなたはこのことを信じるか?と尋ねられました。マルタはこう答えました。「はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、メシアであるとわたしは信じております」(ヨハネ11章27節)。この言葉からは、マルタが、イエス様が復活であり、命であるということを信じていたかは分かりません。マルタが言っていることから分かるのは、イエス様のことを神の子、メシア、救い主であると信じていたということです。私はおそらく、マルタは、イエス様が復活であり、命であるということは、マルタ自身にとって初めて聞いたことだったと思いますから、理解することも、信じることもできなかったと思います。しかし、マルタはイエス様が神の子、救い主ということは信じていました。私はこのマルタの言葉を読みながら、私たちがイエス様を信じた時も、これと同じだったのではないかと思いました。
マルタはイエス様を神の子、救い主と信じていました。けれども、まだ十字架の救いのこと、復活のこと、永遠の命のことははっきりとは分からないまま信じていたと思います。しかし、これはマルタの大切な信仰告白として、聖書に遺されているのです。そして、イエス様はまだはっきりとは分からない、信じられないでいるマルタに、そして、私たちにこれからも語りかけてくださり、イエス様を信じることがどんなに大きな恵みであるか、素晴らしいことであるかを教えてくださるのです。ですから、私たちはこれからも主の言葉を聴き続けていきましょう。主が私たちの心の目を開いてくださり、分からせてくださいます、教えてくださいます。「主よ、お話しください。僕は聞いております」(サムエル記上3章9節)と祈りつつ、主の言葉に聴いてまいりましょう。
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