【週報巻頭言】2021年8月1日 あなたは誰のもの?(マルコ12章13~17節)
イエスさまは皇帝への税金について質問してきたファリサイ派やヘロデ派の人たちにデナリオン銀貨を持ってくるように言われ、その銀貨に何の肖像、銘があるかをお尋ねになりました。彼らは「皇帝のものです」(マルコ12章16節)と言い、ローマの皇帝ティベリウスの肖像と銘であると答えました。そして、今、イエスさまは、私たちにも、あなたには何の像があるか、お尋ねになっているのではないでしょうか?
「神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。」(創世記1章27節)
「だから、以前のような生き方をして情欲に迷わされ、滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て、心の底から新たにされて、神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。」(エフェソ4章22~24節)
この二つの聖書の箇所から注目したいのは、私たち人間は神さまにかたどって造られたものということです。デナリオン銀貨は皇帝ティベリウスの肖像が彫ってありました。そのことでこの銀貨は皇帝のものということを示しましたが、私たちは神さまの像(かたち)にかたどって造られたものです。私たちは誰のものなのかというと、神さまのものなのです。するとイエスさまが言われた「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」(マルコ12章17節)というのは、あなたは神さまのものなのだ。神さまにかたどって造られたあなたは、神さまのものとして生きよ、神さまの恵みに応えて生きよ。そのようなメッセージなのではないでしょうか。
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