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【週報巻頭言】2022年1月2日 ヨセフのクリスマス(マタイ1章18~25節)

「このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。『ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。』このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。」(マタイ1章20~22節)

マリアが身ごもった理由がここで知らされます。そして、生まれる子供の名前を「イエス」と名付けるように命じられます。イエスという名前は当時、特別な名前ではなかったそうです。毎年、赤ちゃんの名前のランキングがこの時期に発表されます。2021年は男の子ですと、「蓮(れん)」だそうですが、イエスという名前もよく名付けられた名前の一つだったそうです。イエスとは、「神さまは救い」という意味です。その名前の通り、イエスさまは私たちの救い主としてお生まれになりました。

「『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』

この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。」(マタイ1章23~25節)

イエスさまはユダヤ人の言語であるヘブライ語で「インマヌエル」と呼ばれる、とありました。この意味は、神さまは我らと共におられる、ということです。ここまで、この聖書の箇所を読んできて、お気づきになった方があると思いますが、ヨセフが何を語ったか、ということは何も書かれていません。ただ、神さまの天使から知らされたことをそのまま受け止めていった、そのまま従っていった様子が書かれているだけです。ヨセフはマリアが聖霊によって身ごもり、イエスさまを産むことについて、そのことを聖霊によって、神さまのなさった出来事として、神さまを信頼し、受け入れていったのです。そして、今、私たちも神さまが私たちのためにお送りくださったイエスさまを受け入れていくならば、私たちの心は、人生はインマヌエル、神さまはこの私と共におられる、という恵みにあずかることができるのです。イエスさまを受け入れる方がありますように、イエスさまをお知らせしていきましょう、祈っていきましょう。

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