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神さまの言葉が私たちを変える(マタイ12章33~37節) 【週報巻頭言】2024年8月4日

言っておくが、人は自分の話したつまらない言葉についてもすべて、裁きの日には責任を問われる。あなたは、自分の言葉によって義とされ、また、自分の言葉によって罪ある者とされる。(マタイ12章36、37節)

「つまらない言葉」とあります。「無益な言葉」(口語訳、新改訳2017)とも訳されます。この「つまらない言葉」について、これは、悪い言葉、人を傷つける言葉、と解説される方がいます。「すべて、裁きの日には責任を問われる」とありますように、裁きの日、私たちが地上での人生を終えた後になるでしょうか。その日には、神さまから、私たちの語った言葉について、責任が問われるというのです。人の悪口を言った人は、時が経つと、そのことをすっかり忘れるかもしれません。私もずっと忘れていたのが、何かの拍子に、ふと思い出すことがあります。「ああ、あの人にあんなことを言ってしまった・・・」。思い出すと、その時には何か苦々しい気持ちになります。「あの時は悪かったなあ」と思いますが、言われた方は、いつまでも忘れないと思います。もしかして、その傷をずっと引きずったままでいるかもしれません。それだけではありません。裁きの日に、神さまは、その言葉について、責任を問われる、というのです。それほどに、言葉というのは、大事なものなのです。

私は、「あなたたちは悪い人間であるのに、どうして良いことが言えようか。人の口からは、心にあふれていることが出て来るのである」。このイエスさまの言葉を聞いて、心がえぐられるような気持ちがしました。神さまの前には、決して、正しい人間とは言えない。そういう私ですが、神さまの言葉をいただいて、味わっていく中で、こんな私が、それでも神さまに愛され、赦され、受け入れられている・・・。そのことを知らされ、神さまの言葉によって日々、変えられていく、新しくされていく。そういう歩みを続けさせていただいているのです。神さまの恵みに対して、感謝でいっぱいです。コロサイの信徒への手紙3章15節に、「キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい」とあります。同じくコロサイの信徒への手紙3章16節には、「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい」ともあります。この言葉を私たちの祈りとしていきたいと思います。

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