主イエスのもとへ行こう(マタイ12章46~50節) 【週報巻頭言】2024年9月1日
イエスさまは、ご自分の弟子たちを指して、「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる」(マタイ12章49節)と言われました。イエスさまは、弟子の一人、ペトロについては、この人は、伝道に積極的だから、私の家族にふさわしい!と言って、ペトロの方を指したのでしょうか?ヨハネについては、この人は、すぐ怒る。怒りっぽいから、私の家族にふさわしくない!と言って、ヨハネの方を指すことはしなかったでしょうか?私は、イエスさまは、そのようなことはなさらなかったと思います。ご自分の弟子みんなを指して、「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる」と言われたと思います。
聖書協会共同訳では、「弟子たちの方を指して言われた」というところが、「弟子たちに手を差し伸べて言われた」となっています。これだと、「弟子たちの方を指して」とは、違った意味になります。「弟子たちに手を差し伸べて」。私のイメージとしては、イエスさまが、何か招いておられるような感じがします。あなたがたは、私の家族だよ。私の家族として歩んでいきましょう。イエスさまは、ご自分のもとに来る人たちに向かって、私の家族になろうよ、と言われたのではないでしょうか。
イエスさまが求めておられること、願っておられること、それは、ご自分のもとに来てほしい、ということです。ご自分が語る神さまの福音を聴いてほしい、ということです。だから、イエスさまは、ご自分のもとに来る人たちに手を差し伸べられたのです。主は言われました。「だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である」(マタイ12章50節)。神さまのみ心を行う。その第一歩は、イエスさまのもとへ行くということです。そして、イエスさまと共に歩むのです。そこから、神さまのみ心を行う歩みが始まります。
この記事へのコメントはありません。