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人々の聞く力に応じて(マルコ4章26〜34節)

 「イエスは、人々の聞く力に応じて、このように多くのたとえで御言葉を語られた。たとえを用いずに語ることはなかったが、御自分の弟子たちにはひそかにすべてを説明された」(33、34節)とありました。「人々の聞く力に応じて」というと、能力的なこと、理解する力という意味のように思えますが、「聞く耳のある者は聞きなさい」(23節)ということと同じ意味です。聞く耳のある人、み言葉を聴く心のある人ということです。けれども主は、聞く耳のない、み言葉を聴こうとしない人たちに対しても、語られました。たとえを用いて語られました。彼らが理解できるように、分かるように主は語られました。その人にも福音が届くように、求める心を持って聴くことができるように、時間をかけ、ていねいに語られたのです。私たちは主が福音の種を蒔くことでどれほど労されたかを覚えたいと思います。そして、ご自分の弟子たち、み言葉を聴こうとする人たちにはひそかにすべてを説明されました。求めている人にはたとえなど用いないで、そのまま語られたということです。「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」(マタイ7章7、8節)というみ言葉がありますが、求めている者、聴こうとする者には、み言葉は分かってくるのです。み言葉はその人にとって生きる力、希望となるのです。主がその人の心を開いて、求める心からみ言葉を聴き、受け入れることができるように祈りつつ、伝えていきましょう。

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