【週報巻頭言】2022年4月17日 私たちは聖なる者とされ、義とされ、神さまの国を受け継ぐ者とされた(一コリント6章1~11節)
正しくない者が神の国を受け継げないことを、知らないのですか。思い違いをしてはいけない。みだらな者、偶像を礼拝する者、姦通する者、男娼、男色をする者、泥棒、強欲な者、酒におぼれる者、人を悪く言う者、人の物を奪う者は、決して神の国を受け継ぐことができません。あなたがたの中にはそのような者もいました。しかし、主イエス・キリストの名とわたしたちの神の霊によって洗われ、聖なる者とされ、義とされています。(一コリント6章9~11節)
コリントの信徒への手紙一6章9、10節には、厳しい言葉が語られています。そして、そこに列記されているような者は神さまの国を受け継ぐことができない、とも言われています。私たちはどうでしょうか。続く11節には、「あなたがたの中にはそのような者もいました」とあります。「そのような者もいました」とあるように、これは過去の話、私たちの過去の話、私たちと神さまとの関係が断絶していた時の話です。しかし、この後には、今の私たちのことが言われているのです。「しかし、主イエス・キリストの名とわたしたちの神の霊によって洗われ、聖なる者とされ、義とされています」。私たちも以前は、正しくない者、神さまとの関係が断絶していた者でしたが、神さまが、神さまの恵みである救い主イエス・キリストをお送りくださったことによって、「聖なる者」とされ、「義」とされたのです。神さまの国を受け継ぐことのできない者だったのに、神さまの恵みによって、神さまの国を受け継ぐ者とされたのです。だから、もう古い生き方、罪に支配されていた生き方に戻ることはしないで、イエス・キリストと共に、日々、新たに歩んでいこうではないか。コリントの教会に対して、私たちの教会に対して、聖書はそのように語っているのです。
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