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【週報巻頭言】2022年10月9日 教会の目的は?(一コリント9章24~27節)

あなたがたは知らないのですか。競技場で走る者は皆走るけれども、賞を受けるのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。(一コリント9章24節)

この言葉を読むと、ああ、賞を受けるのは一人だけなのか。それでは、その一人になるために頑張らななければ!このように理解する方があるかもしれません。賞を受ける一人となるためにどうしたらよいか・・・。けれども、ここで言われているのはそういうことではありません。こういう言葉を聞いたことがあるかもしれません。「参加することに意義がある」。この言葉は昔のフランスのIOC、オリンピック実行委員会の会長の言葉として知られています。実はこれは会長自身の言葉ではなくて、アメリカの聖公会の司祭の言葉の引用だそうです。この「参加することに意義がある」という言葉の意味は、参加することで満足だ。競技の方はどうでもいい、ということではないのです。参加して戦うことが大事だ、という意味です。競技大会に参加するからには、賞を得ようと努めるのです。それと同じように、イエス・キリストを信じる信仰生活も、イエスさまを信じた!これで救われたから、後は何をしても、何をしなくても、どうでもいい、ということではありません。「あなたがたも賞を得るように走りなさい」とありました。賞を得るように走る。賞という目的を持って、目標を持って、信仰生活を生きるのです。

では私たちにとっての賞、つまり、目的、目標は何でしょうか?それは「わたしが福音に共にあずかる者となるため」(一コリント9章23節)です。福音を伝えること、福音に共にあずかるため。これが私たちの目的、目標です。私たちが教会、キリストの体としてここに呼び集められたのも、このことのためです。けれども、別なことが目的、目標になっていくならば、教会が教会ではなくなってしまいます。福音を伝えていきましょう。

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