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【週報巻頭言】2023年1月8日  クリスマスの喜び(マタイ1章18~25節)

ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。(マタイ1章24、25節)

「ヨセフは眠りから覚めると」とあります。聖書協会共同訳は「ヨセフは目覚めて起きると」と訳しています。ただ目覚めた、というのではないのです。起きた、立ち上がった、ということです。これはヨセフの決断、決心を表す言葉です。天使が告げた神さまの言葉を受け入れて、マリアを妻に迎えたのです。そして、生まれた子供の名前を「イエス」と名付けました。イエスとは、当時、ユダヤではよくある名前でした。ヘブライ語では、ヨシュアです。「主は救い」という意味です。

ヨセフは正しい人、あるいは信仰の人と言ってもよいでしょう。そのヨセフはマリアが身ごもったことで悩みました。しかし、天使が告げた神さまの言葉を聞いて、マリアを妻に迎え入れたのです。このように、イエスさまのご生誕は、マリア、そして、ヨセフがそれぞれ神さまの言葉を聞き、それを信じ受け入れたことによって起こった出来事だったのです。

私たちは、イエス・キリストが私たちのためにおいでになった。このことを神さまの言葉から聞いています。私たちもマリアのように、ヨセフのように、神さまの言葉が示す救い主イエス・キリストを受け入れて歩んでいきましょう。クリスマスとは、神さまが私たちに与えてくださった最大の、最高のプレゼント、イエス・キリストを受け入れるということです。そこから、クリスマスの本当の喜び、イエスさまと共に生きる喜びを知るのです。

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