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主が耕してくださる(マルコ4章13〜20節)

種蒔きのたとえ(マルコ4章1〜9節)はよく知られているたとえ話の一つです。私たちはこのたとえ話のそれぞれの地に蒔かれた種の様子を知って、ああ、私は石だらけの所のような者だ、私は茨の中のような者だ、と嘆くかもしれません。しかし、このたとえから、種を蒔いた人のことに目を注ぐ必要があると思います。種を蒔いた人とはだれでしょうか。それは福音を伝える私たちのことと考えることもできますが、イエス様こそは真の種蒔きではないでしょうか。聖書の舞台であるイスラエルは乾燥した地域で、耕作に適した土地はほとんどないということを聞きます。それでも、農夫は一生懸命、土地を耕して、良い地にして、種を蒔くのだそうです。私たちも、私たちの心も、乾燥した、ゴツゴツした、耕作には適さないような土地のような者だったのではないでしょうか。そういう私たちを主は耕しておられる。そして、私たちが良い地になって、実を結ぶように願っておられるのではないでしょうか。今まで、良い土地ではなかったかもしれません。しかし、御言葉を聞いて生きようとするならば、主は私たちの心を耕してくださり、私たちが実り豊かな人生を生きることができるように導いてくださるのではないでしょうか。

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