「天の国は近づいた」と宣べ伝えなさい(マタイ10章1~15節)【週報巻頭言】2024年1月28日
イエスはこの十二人を派遣するにあたり、次のように命じられた。「異邦人の道に行ってはならない。また、サマリア人の町に入ってはならない。むしろ、イスラエルの家の失われた羊のところへ行きなさい。10:7 行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。(マタイ10章5、6節)
イエスさまは、神さまです。神の子、救い主ですが、人として来られました。具体的には、イスラエルに一人のユダヤ人としてお生まれになりました。イエスさまは、まず、ご自分の身近にいる人たちに福音を宣べ伝えたのです。それが、「イスラエルの家の失われた羊」ということです。彼らは、自分たちこそは、神の民であると自負していましたが、神さまのみ心からは離れていたのです。そこで、イエスさまは、まず、身近にいるユダヤ人の宣教から始められました。まず、身近にいる人たちから。これは、私たちも学ぶべきことです。私たちの身近な人から宣教を始めていきましょう。私たちの家族、友人、愛する人、まず、その人たちの救いを祈りましょう。皆さんの新年の抱負は何でしょうか?ぜひ、これらのことを新年の抱負に加えていただきたいと思います。
イエスさまが、宣教の言葉として、示されたのは、このようなことでした。「天の国は近づいた」。天の国、天国ということです。「天の国は近づいた」というのは、おかしいと思われる方があるかもしれません。天の国は近づいた、ではなく、私たちが天の国に近づくようにしなければ!自分の力で頑張って、一生懸命に善行を積む、善いことを行う。そのようにして、神さまから認めていただいて、評価していただく。そうするなら、天の国に入ることができる!救われる!いいえ、聖書が言っていることは「天の国は近づいた」ということです。それは、イエスさまの方から、私たちのところにおいでになった、ということです。先月、クリスマスをお祝いしましたが、クリスマスというのは、「天の国は近づいた」、イエスさまが私たちのところにおいでくださったという出来事です。このことを私たちは宣べ伝えるのです。これが福音なのです。新しい年も、「天の国は近づいた」。イエスさまはあなたのためにおいでになりました!このことを宣べ伝えていきましょう。この年もイエスさまに出会う方がありますように。
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