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聖書の画像 板橋の教会

まことの光が輝いている(一ヨハネ2章7~17節) 【週報巻頭言】2024年10月6日

ヨハネはこの手紙(ヨハネの手紙一2章12~14節)で、「子たちよ(子供たちよ)」、「父たちよ」、「若者たちよ」と呼びかけています。各世代別の人たちへの呼びかけのように思えます。これについては、二つの理解があります。一つは、文字通り、各世代への呼びかけです。そして、もう一つは、信仰の成長の度合いに応じての呼びかけです。どちらが正しいのかは分かりませんが、ヨハネが神さまを信じて集められた人たちをそれぞれの世代、あるいは信仰の成長に応じて、必要な言葉を語っていることに注目したいと思います。

私は、この聖書個所を読んで、私たちの教会で行われている教会学校のクラスのことを思い起こしました。私たちの教会では、毎週の礼拝と共に、教会学校が行われています。それも素晴らしいことに、大人から子供まで、各世代別に行っています。『聖書教育』という日本バプテスト連盟で発行しているテキストをもとに、学びを行っていますが、これも各世代が使いやすいように工夫されています。

では、ヨハネがなぜ、このような呼びかけをしたのか、というと、自分が光の中ではなく、闇の中にいるように思える私たちに対して、失望落胆しないように、と語っているのです。私たちは、自分を見つめていくと、自分は神さまを信じていると言いながら、闇の中にいるように思えてくる。自分の罪深さ、弱さ・・・、そういうものばかりが見えてくるかもしれません。しかし、そういう私たちのために、イエスさまがおいでになったのです。イエスさまがおいでになったことによって起こってくること、それが、「イエスの名によって/あなたがたの罪が赦されている」(12節)、「あなたがたが、初めから存在なさる方を/知っている」、「あなたがたが悪い者に打ち勝った」(13節)、「あなたがたが御父を知っている」、「あなたがたが、初めから存在なさる方を/知っている」、「あなたがたが強く、/神の言葉があなたがたの内にいつもあり、/あなたがたが悪い者に打ち勝った」(14節)ということなのです。これらはすべて、イエスさまが実現してくださったことなのです。

ですから、私たちが、主によって呼び集められ、一緒に礼拝を行う時、教会学校で聖書を学ぶ時、また祈る時も、互いにこの言葉をもって励まし合っていきたいと思うのです。お互いが、神さまによって罪赦された者とされたこと、お互いが、神さまによって神さまを知る者とされたこと、お互いが、神さまによって悪い者に打ち勝つ者とされたこと。そのことを感謝して歩みたいと思うのです。

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