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神さまの愛を知る者として歩もう(ヨハネの手紙一2章28節~3章10節)【週報巻頭言】2024年12月8日

御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい。それは、わたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実また、そのとおりです。世がわたしたちを知らないのは、御父を知らなかったからです。(ヨハネの手紙一・3章1節)

「御父」というのは、神さまのことです。すべてのものをお造りになった創造主、父なる神さまのことです。その神さまのことを考えなさい、と言われています。神さまがどんなに私たちのことを愛しておられるか、そのことを考えなさい、というのです。この「考えなさい」という言葉は、「知りなさい」(岩波訳)と訳している聖書もあります。

信仰とは、成長するものだと言われます。それでは、何をもって成長と言うのでしょうか?信仰が成長している人とは、何も悩みのない人のことでしょうか?伝道や奉仕に明け暮れている人が、信仰が成長している人というのでしょうか? 「御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい」という言葉は、信仰の成長を考えるうえでとても大事なことです。信仰の成長というのは、何か私たちの側で立派な行いをしているとか、立派に見える人とか、そういうことではないと思います。信仰の成長というのは、神さまの愛を知ることの成長ではないでしょうか。ああ、私は神さまに愛されているなあ!こんなこと、あんなこと、言ってしまった、やってしまったけど、そんな私を神さまは赦してくださって、何度も何度もやり直しさせてくださって、本当に感謝だなあ!神さまなしでは自分はやっていけないなあ!そういう気づき、神さまの愛を、赦しを受けて自分は生かされているという気づき・・・。そんなことを考えてみますと、信仰生活で最も大事なことというのは、神さまを知るということ、神さまの愛を知るということではないかと思います。

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