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神の家族(ヨハネ19章16b~30節) 【週報巻頭言】2025年5月4日

イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。(ヨハネ19章26、27節)

イエスさまは、ご自分の母と愛する弟子に、それぞれこのようなことを言われました。母には、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われ、愛する弟子には、「見なさい。あなたの母です」と言われました。イエスさまは、ご自分が十字架につけられ、死を迎える直前に、彼らにこのようなことを言われたのです。

ところで、イエスさまの母マリア、そして、イエスさまの弟子の一人でおそらくはヨハネだと思われますが、ここには、どちらの名前も出てきません。イエスさまの母とイエスさまの愛する弟子。そのようにしか書かれていないというのは、不思議な気がします。このことについて、ある方は、次のような説明をしています。それは、イエスさまの母というのは、教会を指している。イエスさまの愛する弟子というのは、イエスさまを信じる私たちを指しているというのです。そこでここでは、あえて、その名前を呼ばなかったのだ、というのです。「そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った」とありました。イエスさまの愛する弟子、つまり、私たちに、母、つまり、教会が与えられた。主は、そのようにして、主を信じる私たちが教会に生きる者としてくださった、というのです。

主は、神さまの選びによって母となられたマリアを、十字架の死を前に、ご自分の愛する弟子に託されました。それは、十字架の下(もと)で、新しい家族が生まれたということです。私たちは主によって、神の家族とされたのです。

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