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主に出会って・・・(ヨハネ1章35〜42節)

アンデレ。すでにこの弟子の名前を私たちは知っています。この人は漁師でした。ここにはアンデレが自分の兄弟シモン・ペトロを主へと導く様子が記されています。「彼は、まず自分の兄弟シモンに会って、「わたしたちはメシア――『油を注がれた者』という意味――に出会った」と言った」(41節)。アンデレは自分が主に出会った、と語ります。そればかりか、シモンを主のもとへと連れて行くのです。「そして、シモンをイエスのところに連れて行った」(42節)。出会った、と語り、連れて行く。何とかして主に出会ってほしい、という熱い思いを感じます。それはアンデレ自身が主に出会い、その出会いを喜んでいるからでしょう。私たちは主との出会いを喜んでいるでしょうか?
42節の最後に主とシモンの出会った様子が記されています。「イエスは彼を見つめて、「あなたはヨハネの子シモンであるが、ケファ――『岩』という意味――と呼ぶことにする」と言われた」(同節)。主がシモンにケファと呼んでいます。ケファというあだ名、別名、それはユダヤにおいては特別の使命を与えたことを意味します。イエス様は出会ったその人に特別の(特有の)使命を与えるのです。
二人の弟子たちは主に出会って、主に対する呼び方が変わりました。「ラビ」(38節)から「メシア」(41節)に変わりました。「イエスのもとに泊まった」(39節)。「彼のもとに留まった」(岩波訳)。私たちも主のもとに留まる者でありたいと思います。二人の弟子は主のもとに留まったのです。主と共に生きる、主にある交わりに生きる。その時、彼らは主をユダヤの一教師ではなく、私の救い主と呼ぶようになったのです。
まずは自分自身が主に出会ってみることです。その時、主がだれであるかを知り、自分自身が変わり、生き方が変わるのです。

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