【週報巻頭言】2023年4月9日 もっと大きな賜物(一コリント13章1~13節)
あなたがたは、もっと大きな賜物を受けるよう熱心に努めなさい。
そこで、わたしはあなたがたに最高の道を教えます。(一コリント12章31節)
パウロは、「愛の章」と言われる13章に入る前に、「あなたがたは、もっと大きな賜物を受けるよう熱心に努めなさい」と語りました。「もっと大きな賜物」とは何でしょうか?神さまはいろいろな賜物を私たちに与えてくださるけれど、どの賜物よりも大切で、しかも、誰にでも与えられている賜物、それが「もっと大きな賜物」です。いったい、どういう賜物なのでしょうか。
それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。(一コリント13章13節)
「もっと大きな賜物」。神さまが私たちに与えてくださった賜物、神さまからの恵みの贈り物、それは、信仰と希望と愛なのです。預言や異言や知識、そういうものは廃れ、止みますが、信仰と希望と愛はいつまでも残るのです。その中で最も大いなるものとして、愛が言われています。なぜ、愛だけが最も大いなるものと言われるのかというと、信仰と希望は神さまが私たちに与えてくださるものです。しかし、愛は神さまご自身だからです。神さまは私たちに愛を与えてくださった。神さまのみ子であるイエスさまを与えてくださったのです。
私たちは受難週の時を過ごし、イエスさまが私たちの罪のために十字架におかかりになったことをおぼえました。そして今日は、イエスさまの復活をおぼえるイースターです。十字架と復活、これこそは、神さまの愛を示す出来事です。私たちに、神さまの愛であるイエスさまが与えられたことを心から喜び、感謝して、イースター、主の復活をお祝いしたいと思います。
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