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赦された者として生きる(ヨハネ8章1〜11節)

イエス様の「わたしもあなたを罪に定めない」(11節)。この言葉は今も、私たち一人一人に向けられています。私たちはイエス様の赦しをいただいて、本当に感謝です。イエス様に感謝して新しい人生を一歩一歩、歩んでいきたいと思います。けれども、私たちはそのように思い、決心もするのですが、何度も何度も、繰り返し、罪を犯してしまう、人を愛さない、赦さない、そういうことの繰り返しです。私はそういう自分に自己嫌悪してしまうのですが、一つの聖書の言葉を思い起こし、慰めを受けました。マタイによる福音書18章21、22節です。ペトロがこの赦しの問いをイエス様にする時、ペトロは自分が人を赦す立場にいました。裁く立場にいた、と言っても良いでしょう。イエス様は七回の七十倍赦すように、と言われました。それはどこまでも赦しなさい、ということです。そして、一つのたとえ話を語られるわけですが、そこでイエス様がペトロに伝えたかったことはあなたが神様に七回の七十倍、つまり、どこまでも赦されている者ですよ、ということでした。私たちは主の赦しを知っていながら、それでもなお、日々、罪を犯して生きている。神様に赦されているのに、人を赦さないで生きている。そんな私たちのためにイエス様は七回の七十倍、どこまでも、私たちを赦しておられる。十字架におかかりになって、命を献げてまでして、私たちを赦しておられる。イエス様のこの赦しを忘れないでいたい、赦された者であることを忘れないでいたい。新しく生きるというのは、このことを日々、心に刻み続けながら生きることなのだろうと思います。

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