あなたの息子は生きる(ヨハネ4章43〜54節)
イエス様は水がぶどう酒に変わった!そういうしるし、奇跡を行ったところに再びおいでになりました(ヨハネ2章1〜11節参照)。そこで何をなさったのでしょうか?何を語られたのでしょうか?それは「あなたがたは、しるしや不思議な業を見なければ、決して信じない」(48節)ということ、「帰りなさい。あなたの息子は生きる」(50節)ということでした。主は王の役人に対して、ただ言葉を語っただけでした。それに対して、王の役人、すなわち、瀕死の息子を持つ父親は「イエスの言われた言葉を信じて帰って行った」(同節)というのです。主はこのようにして、主の言われた言葉を信じる信仰、このことをお示しになったのです。
主は御言葉を信じる信仰をお示しになりました。私たちはどうでしょうか?しるしを求める信仰でしょうか?自分にとって良いことがあったら、神様は自分を愛していることが分かる。神様は愛であることを認める。だから信じる。けれども、自分にとって辛いこと、良くないことがあったら、それは神様が自分を愛していない、見捨てておられることだから信じない。そういう信仰でしょうか?
主はこう言われました。「帰りなさい。あなたの息子は生きる」。主は「生きる」と言われました。それは瀕死の息子の癒しを言っているのでしょう。でもそれだけではないと思います。この「生きる」ということ、それは永遠の命に生きるということです。永遠の命が与えられた。地上の生涯、人生はやがて終わりを迎える日が来る。しかし、私たちは死んでも生きる。永遠の命に生きる!その信仰こそは御言葉を信じる信仰です。
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