ノア〜慰め(創世記6章1〜22節)
ノアの箱舟の話で知られるノアの名前の意味は「慰め」です(創世記5章29節)。ノアは神様が箱舟を造るように命じられ、また様々な細かい指示を受けました。ノアはそれに対してどうしたでしょうか?「ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした」(同6章22節)とあります。ノアは神様にどこまでも従った人であったことが分かります(同6章9節参照)。それはなぜでしょうか?ノアという名前の意味は「慰め」という意味でした。ノアがどこまでも神様に従った。それはノア自身が慰めを受けていたからではないかと想像するのです。神様の慰めを受けていたからこそ、神様の言葉に従い続けられたのではないかと思うのです。
新約聖書の中に「無駄遣い」についての話があります(マタイ26章6〜13節、マルコ14章3〜9節、ヨハネ12章1〜4節)。イエス様のために高価な香油を使った女性に対して、イエス様の弟子たちがそれは無駄遣いだ、と非難する話です。この話はマタイ、マルコ、ヨハネの三つの福音書に出てくる話ですが、高価な香油をイエス様に注ぐこと、それはその女性にとっては無駄遣いではありませんでした。なぜなら、その女性はイエス様から慰めを受けていたからです。その女性にとっては無駄なこと、馬鹿らしいことではありませんでした。価値あること、最も大切なことだったのです。
本当にイエス様に出会ったら、本当にイエス様の救いを救いとして受け取ったら、人は変わります。ノアがどこまでも神様に従ったように、女性が高価な香油をイエス様のために使い果たしてしまったように。神様の救い、神様の慰めは今、あなたに与えられています。
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