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キリストの支配(ローマ5章12〜21節)

「一人の罪によって、その一人を通して死が支配するようになったとすれば、なおさら、神の恵みと義の賜物とを豊かに受けている人は、一人のイエス・キリストを通して生き、支配するようになるのです」(ローマ5章17節)。
17節に「支配」とあります。支配。私たちは何に支配されて生きているでしょうか?この「支配」という言葉、「国」という意味があります。「主の祈り」の「御国が来ますように」(マタイ6章10節)というのは神様の国が来ますように、ということです。そして、神様の支配が来ますように、ということです。
生まれながらの人間は罪がある。それは私たち人間が罪に支配された者であるということです。罪に支配され、死に支配されているのが私たちなのです。ところが、17節にはこのようなことも書かれていました。「神の恵みと義の賜物とを豊かに受けている人は、一人のイエス・キリストを通して生き、支配するようになる」。私たちがイエス・キリストを受け入れるならば、罪の支配、死の支配ではなく、キリストに支配される、神様に支配されるというのです。
私たちは自分では罪に打ち勝つことはできません。しかし、イエス・キリストを受け入れるならば、この方が私たちを支配してくださり、私たちを罪から守ってくださいます。私たちをキリストが支配しておられるのです。私たちの毎日は罪との戦いです。でも、イエス・キリストを受け入れるならば、私たちは罪に負けない。罪に支配されない。なぜならば、私たちをイエス・キリストが支配し、イエス・キリストが私たちの罪に勝利してくださるからです。

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