主の恵みを数えて生きる(ヨハネ10章1〜6節)
主イエスは神様と私たち人間の関係について、羊飼いと羊のたとえでお話されました。羊飼いと羊、それは愛の関係です。ところが、互いに愛し合う、大切にし合う関係から離れてしまうことがあるのです。私は妻に対して、どうだっただろうか?私は家族に対して、どうだっただろうか?私は友に対して、どうだっただろうか?利害関係、利用するだけ、そんなことになってしまうことがあるのです。感謝の心、感謝の気持ちがないという時というのは、やってもらって当然、当たり前という状態の時です。神様の恵みも当たり前、他人に助けてもらったり、お世話してもらっても当たり前・・・。しかし、その一つ一つを恵みとして受け止めていくことが大事なことです。新生讃美歌の103番には「数えてみよ主の恵み」という賛美歌がありますが、主の恵みよりも、自分が行なった善いことは数えている、しっかりおぼえているのです。でも神様の恵みは忘れる、他人からしてもらったことは忘れる。本当に忘れてはならないことは忘れる。けれども、忘れてもよいことは忘れない。こういうことでも人間の罪深さ、自己中心性ということを知らされます。数えてみよ主の恵みです。神様の恵みをしっかり心に刻み付けましょう。私のために十字架におかかりになった、命をささげてくださった。このことを忘れないでいましょう。
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