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弱さを通して(ガラテヤ4章12〜20節)

「知ってのとおり、この前わたしは、体が弱くなったことがきっかけで、あなたがたに福音を告げ知らせました。」(ガラテヤ4章13節)
パウロは自分の体が弱くなったことがきっかけで福音を告げ知らせた、と語っています。パウロが自分の体の弱さについて触れている箇所があります(二コリント12章7節以下)。その個所では、パウロは何か素晴らしい体験をしたのでしょう。しかし、そのために思いあがることのないように、そのことで傲慢になってしまわないようにと、自分の身に一つのとげが与えられたとあります。そのとげというのがパウロの病気のことだと思われます。その病が癒されるようにパウロは何度も祈りました。けれども、神様はパウロを癒されませんでしたが、そのことを通して、パウロに大事なメッセージを語っておられます。「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」(二コリント12章9節)。力は弱さの中で、とあります。これは病気のこともあるでしょうし、他にも弱さをおぼえる時のことでも考えることができます。しかし、その弱さの中で神様の恵みが働かれるということが示されています。パウロは病の苦しみのただ中で、そこにも生きて働かれる神様の恵み、力を知り、こう言ったのです。「キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。・・・わたしは弱いときにこそ強い」(二コリント12章9、10節)。パウロは自分の弱さの中でこそ、本当に神様の恵みが分かったのでしょう。それゆえに福音を告げ知らせた、というのです。

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