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確信の言葉(ヘブライ5章11節〜6章12節)

「しかし、愛する人たち、こんなふうに話してはいても、わたしたちはあなたがたについて、もっと良いこと、救いにかかわることがあると確信しています。」(ヘブライ6章9節)
あなたがたについてもっと良いこと、救いに関わることがあると確信している、とあります。ヘブライ5章11節には「あなたがたの耳が鈍くなっているので」と言われていましたが、ここではまったく正反対のことが言われています。あなたがたの信仰はちっとも成長していない。何年経っても、固い食物が食べられない乳を必要とする幼子のようだ。そう言っていたのが、ここではもっと良いこと、救いに関わることがあると確信している、というのです。どうして、こんなことが言えたのでしょう?このヘブライ人への手紙を記した人はイエス様に期待していたのです。人間的な弱さを抱えた一人一人だけれども、主がこの人たちを良きように導いてくださる。そういう確信があったからです。
使徒パウロという人は、新約聖書の半分以上を記した人です。その中で多くの教会宛の手紙を書いていますが、教会の現状、教会の中に様々な問題があることをよく知っていながら、パウロは各教会に宛てた手紙で教会の人たちのことを聖徒たち、聖なる人たちと呼んでいます。これも神様がそのような者としてくださる。その確信から聖徒たち、聖なる人たちと呼んでいたのです。
神様と出会うと、人は変えられる、新しい人生を生きることができる。この確信の言葉が語られているのです。

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