【週報巻頭言】2020年9月13日 キリストの日に備えて生きる(フィリピ1章1~11節)
「神を愛するとは、神の掟を守ることです。神の掟は難しいものではありません。」(ヨハネの手紙一5章3節)
私たちは神さまから愛されています。聖書全巻がそのことを示しています。その私たちに求められていることは、神さまを愛することです。神さまを愛する。それはどういうことでしょうか。ヨハネの手紙一5章3節には神さまを愛するとは、神さまの掟を守ることとありました。私たちは自分が愛している人の言うことには一生懸命、耳を傾けます。相手の心、思いを知ろうと努めます。神さまを愛するというのも同じです。神さまの掟を守るというのは、神さまの言われることに耳を傾ける、それを私に向けられた大切な言葉として聴く、ということです。神さまは私たちを愛しておられますから、私たちが生きていくために本当に大切なことを語られます。何が善いことで、何がそうでないことか。正しいこと、真実なことを教えてくださいます。そのことによって、私たちは知る力、見抜く力が与えられ、本当に重要なことを見分けることができるようになります。あなたがたの愛が豊かにされる、とありましたが、神さまが示された本当の愛をもっともっと知ることができるようになります(フィリピ1章9,10節)。フィリピの信徒への手紙1章10節には「キリストの日に備えて」とありました。私たちは主が再び来られる日に備えて生きるのです。備えて生きるとは、日々、神さまから託された善い業に励みながら主が再び来られる日を待ち望むということです。
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