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【週報巻頭言】2021年3月14日 主において喜ぶ(フィリピ4章2~9節)

主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。(フィリピ4章4節)

ここには、喜びなさい、という勧めが語られています。喜びなさい、と繰り返し言われますと、「あなたは喜んで生きていますか?」と問われているように思えます。私たちの現実は厳しいことが幾つもありますから、そう言われても、なかなか喜べない、と言われるかもしれません。けれども、この喜びの勧めは、ただ、喜びなさい、と言われているわけではありません。ここには「主において」という言葉があります。主において常に喜びなさい、と言われているのです。

喜びの勧めに続いて5節には「あなたがたの広い心がすべての人に知られるようになさい。主はすぐ近くにおられます」という勧めが語られていました。「あなたがたの広い心」。自分のことで考えてみますと、決して、自分は広い心の持ち主ではない。正反対で狭い心の持ち主。そんなふうに思われた方、私も含めて、多いのではないでしょうか。そして、それに続く言葉が、「主はすぐ近くにおられます」です。

イエスさまは再び、私たちのところにおいでになります。イエスさまは、今も私たちと一緒におられます。このことを信じていく時、私たちの心に受け止めていく時、主が私たちに広い心、寛容な心を与えてくださるのです。そして、イエスさまを信じてよかった。イエスさまが共におられるからよかった。心に喜びが与えられるのです。ですから、ここでパウロが言っていることは、あなたがたは喜ばなければなりません!と言っているのではなく、あなたがたは喜ぶことができる!イエスさまの愛と恵みを知っていく時、信じていく時、あなたがたに喜びが与えられる。あなたがたの心に喜びが湧き出てくるということなのです。

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