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【礼拝説教】2021年10月24日「キリストの思いを抱いて歩もう」

聖書―コリントの信徒への手紙一2章6~16節
(はじめに)
 教会は福音を宣べ伝える群れです。福音とは、救い主イエス・キリストが私たちの罪のために十字架にかかり、死んでくださったこと、主は死んで三日目に復活され、主を信じる者と共に、罪から離れた新しい人生を歩んでくださるという喜びのお知らせです。けれども、この福音を初めて聞く人は、聞いてすぐには理解すること、受け入れることはできません。人間の知恵では、理解できない、受け入れることができない。そのことは聖書の中にも書いてありました。「世は自分の知恵で神を知ることができませんでした」(1章21節)。
 では、どうしたら、福音を理解し、受け入れることができるでしょうか?そのことが、今日お読みしました聖書の中に書いてあります。自分の家族が、また自分の友人がイエスさまを信じてほしい。そのように願い、祈っておられる方、皆さまの中にもおられると思います。その祈りが聞かれ、家族が、友人がイエスさまと共に新しい人生を歩むことができるように、みんなで祈りを合わせたいと思います。

(聖書から)
 まず、6節の言葉をお読みします。
2:6 しかし、わたしたちは、信仰に成熟した人たちの間では知恵を語ります。それはこの世の知恵ではなく、また、この世の滅びゆく支配者たちの知恵でもありません。
 ここに「信仰に成熟した人たち」とありました。信仰に成熟した、とは、どういう人のことでしょうか?パウロは、信仰に成熟した人たちの間では知恵を語ると言っています。先ほど、知恵ということ、人間の知恵、この世の知恵ということをお話ししました。人間の知恵、この世の知恵では、福音は分からない、と言いました。この6節にも、信仰に成熟した人たちの間で語る知恵というのは、この世の知恵ではない、この世の滅びゆく支配者たちの知恵でもありません、と言っています。では、どういう知恵でしょうか?そのことが続く7節に書かれています。
2:7 わたしたちが語るのは、隠されていた、神秘としての神の知恵であり、神がわたしたちに栄光を与えるために、世界の始まる前から定めておられたものです。
 パウロが信仰に成熟した人たちの間で語る知恵というのは、「隠されていた、神秘としての神の知恵」のことだと言っています。ここに「隠されていた、神秘」とあります。先週お読みしました聖書には、「神の秘められた計画」(1節)とありました。この秘められた、とか、隠されていた、ということ、これが、私たち人間の知恵では分からないということです。
 けれども、人間の知恵ではなく、神さまの知恵によって、私たちは福音が分かるようになるというのです。ここにおいでになっている方々の中には、私はイエスさまが私のために十字架にかかって、私を罪から救ってくださったことを信じています!という方がおられると思いますが、それは人間の知恵によって、つまり、自分で深く考えて、あるいはいろいろな知識を得て、信じたのではないのです。神さまの知恵によって信じることができるようになったのです。
 9節には、旧約聖書の引用があります。「目が見もせず、耳が聞きもせず、/人の心に思い浮かびもしなかったことを、/神は御自分を愛する者たちに準備された」(イザヤ書64章3節、65章17節の引用)。これはどういうことかと言いますと、見たことも、聞いたことも、心に思ったこともない、そういうことを神さまは神さまの知恵によって教えてくださった、ということです。イエスさまの十字架の福音、これは私たちにとっては、見たことも、聞いたことも、心に思ったこともないものでした。しかし、神さまの知恵によって、私たちはこれを知ること、信じることができたのです。
 この神さまの知恵ということに続き、次にお読みします10節からは、もう一つ大事な言葉が出てきます。
2:10 わたしたちには、神が“霊”によってそのことを明らかに示してくださいました。“霊”は一切のことを、神の深みさえも究めます。2:11 人の内にある霊以外に、いったいだれが、人のことを知るでしょうか。同じように、神の霊以外に神のことを知る者はいません。
 神さまの霊、聖霊。私たちは聖霊によって、神さまの知恵が与えられ、神さまのことを知るようになるのです。「人の内にある霊以外に、いったいだれが、人のことを知るでしょうか」とあります。「人の内にある霊」というと、何のことだか分からなくなりますが、その人の心とか、思いということです。私の心、私の思い、それは誰が知っていますか?私の心、私の思いを知ろうとして、その人の心から、思いから出た言葉に耳を傾けるなら、すべてではありませんが、その人の心、思いを知ることができます。神さまのことを知ろうとするならば、やはり、同じように、神さまの心、思いは何だろうか?と神さまの言葉に耳を傾けることが必要です。
 教会に来て、イエスさまという方は私たちの救い主と言われているけれど、本当にそうなのだろうか?分からないけれども、まずは神さまの言葉と言われる聖書の話を聞いてみよう。これが神さまのことを知るための第一歩、出発点です。しかし、どんなに知ろうと自分の力で一生懸命に努力しても、知ることはできない。人間の知恵では知ることはできないのです。そういう私たち人間のために神さまの方から、神さまを知るために必要なことをなさった。そのことが次の12節に書いてあります。
2:12 わたしたちは、世の霊ではなく、神からの霊を受けました。それでわたしたちは、神から恵みとして与えられたものを知るようになったのです。
 私たちは神さまの霊を受けた、というのです。神さまの霊、聖霊を受けた。それによって私たちは神さまの知恵をいただいて、神さまからの恵みを知ることができるようになったのです。この神さまからの恵みというのが、イエス・キリストです。
 今日の聖書の最初に「信仰に成熟した人たち」とありました。成熟した人たちとはどういう人たちのことでしょうか?長いこと、信仰生活を送ってきた人のことでしょうか?聖書を深く学んできた人のことでしょうか?そして、パウロはそういう人たちとだけ、信仰の話が通じると考えていたのでしょうか?いいえ、そうではありません。「信仰に成熟した人たち」というのは、神さまの霊、聖霊を受けた人のことです。イエス・キリストを救い主と信じる人のことです。そうであるならば、長い信仰生活でなくても、深い聖書知識がなくても、私はイエスさまを救い主と信じています、という人、その人は信仰に成熟した人なのです。

(むすび)
 私たちはこの世に生まれてすぐに聖書のことが分かった、イエスさまのことが分かった、というわけではありませんね。今日の聖書に書いてありますように、神さまの霊、聖霊を受けて、聖書のことが、イエスさまのことが分かるようになった、信じることができるようになったのです。では、どうしたら、自分の家族、友人がイエスさまを信じることができるようになるかというと、私たちにできることは二つのことだと思います。一つは、祈ることです。神さまの霊が、聖霊が私の家族、友人に臨んでくださるように、と祈ることです。聖霊によって、その人が神さまに心を開くことができるように、と祈ることです。ヨハネの黙示録3章20節にこういう言葉があります。
3:20 見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。
 イエスさまは私たちの心のドアを叩いておられる。しかし、そのドアを開くのは、イエスさまではなく、私たちです。私たちが心のドアを開くとき、イエスさまは私たちの人生を一緒に歩んでくださいます。皆さんの家族、友人が心のドアを開く日が来ますように祈っていきましょう。
 もう一つのこと、それは、福音を伝えることです。イエスさまはあなたの救い主です。そのことを伝え続けることです。ローマの信徒への手紙10章14節にこういう言葉があります。
10:14 ところで、信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。
 私たちが宣べ伝えなければ、人々は福音を聞く機会を持つことはできません。ですから、福音を伝える機会を持ちましょう。今年も残念ながら、伝道集会を開くことができませんでした。伝道集会を開くことができないから伝道できないのか?というと、そうではありません。教会は、教会に連なる私たちはいつでも祈り、いつでも福音を伝えるのです。神さまの霊、聖霊が、私たちが福音を信じてほしいと願う一人一人に臨み、神さまに心を開き、イエスは主です、と告白する日が来ますように。祈り、伝えていきましょう。

祈り
恵み深い主なる神さま
 パウロは、私たちは神さまからの霊を、聖霊を受けました、と語りました。
神さまは、私たちが、人間の知恵では分からない、信じることもできない神さまの恵み、イエス・キリストの十字架の救いを聖霊によって、分かるようにしてくださり、信じることができるようにしてくださったことを心から感謝します。
私たちは、自分の家族、友人が、福音に、私たちに永遠の命を与えてくださるイエスさまに出会ってほしい、信じてほしい、と願っています。教会に連なる兄弟姉妹と、このことを一緒に祈り、一緒に福音を伝え、聖霊の働きによって救いのみわざが起こるように、どうかお願いします。
私たちの救い主イエス・キリストのみ名によってお祈りします。 アーメン

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