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【週報巻頭言】2022年12月11日  伝えられた教えを守り・・・(一コリント11章2~16節)

あなたがたが、何かにつけわたしを思い出し、わたしがあなたがたに伝えたとおりに、伝えられた教えを守っているのは、立派だと思います。(一コリント11章2節)

「伝えられた教え」(2節)という言葉がありました。伝えられた教えというのは何かというと、イエス・キリストの福音のことです。私たちはこの福音を人々から伝えられて聴き、これを受け入れた人はまた新たに人々に伝えます。

このコリントの信徒への手紙を書いたパウロはこのようなことも言っています。「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです」(15章3節)。パウロは、この「伝えられた教え」のことを「最も大切なこと」と言っています。この「最も大切なこと」の中身を読んでみますと、「すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと」(15章3、4節)です。「伝えられた教え」、「最も大切なこと」とは、イエス・キリストの十字架と復活のことです。

伝えられた教え、その中の最も大切なことであるイエス・キリストの十字架と復活の福音、これは、時代が変わっても、地域が異なっても、変えてはならない、絶対的な教えであると私は信じています。一方で、この箇所では頭のかぶり物の話が出ましたが、これは自分たちで判断していくもの、習慣というものであるとありました。

伝えられた教え、それは変えてはいけないものと変えてもよいものがあります。変えてはいけないもの、それは、伝えられた教えの中心、本質の部分、十字架と復活の福音です。では変えてもよいものとは何でしょうか。それは、頭のかぶり物のことなどです。教会も変えてはいけないものと変えてもよいものがあります。変えてはいけないものとは、教会が伝えるもの、福音です。これは変えてはなりません。ずっと伝え続けていくものです。しかし、教会が福音をどのように伝えていくか、これについてはいろいろな伝え方、伝道の方法があると思います。時代によって、地域によって、いろいろな伝道の方法があります。私たちは何が変えてはならないことか、変えるべきことなのか、祈りつつみ言葉に聴きながら、正しく判断していきたいと思います。

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