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【週報巻頭言】2023年5月7日 愛の言葉を伝える(一コリント14章1~19節)

わたしは、あなたがたのだれよりも多くの異言を語れることを、神に感謝します。しかし、わたしは他の人たちをも教えるために、教会では異言で一万の言葉を語るより、理性によって五つの言葉を語る方をとります。(一コリント14章18、19節)

パウロは、異言で一万の言葉を語るよりも、理性で、つまり、誰もが分かる言葉で五つの言葉を語る方を取る、と言いました。どれだけ異言でたくさんの言葉を語っても、誰にも分からなければ、それは無意味なのです。教会の益にはならないのです。しかし、たった五つの言葉でも、誰にでも分かる言葉で福音を語るなら、それは、人を造り上げ、教会を造り上げるのです。

14章1節の言葉は「愛を追い求めなさい。霊的な賜物、特に預言するための賜物を熱心に求めなさい」でした。コリントの教会の中の異言を誇った人たちは、愛を追い求めることはしなかったのではないでしょうか。彼らは人に向かっての愛ではなく、自分に向かっての愛、自己愛に留まっていたのではないでしょうか。私は霊的だ、信仰的だ、と自分を誇るために異言を語ったのです。せっかく霊的な賜物を与えられても、聖書から聞くことをしないならば、その霊的な賜物が間違った使われ方をしてしまうのです。

「愛を追い求めなさい」とありました。私たちは愛を追い求めていくのです。私たちが福音を人々に伝えていこうとする時、神さまの愛があの人に、この人にどのようにしたら届くだろうか?といろいろと考えたり、悩んだり、工夫したりします。もうそのこと自体が、愛の心、愛の行為だと思います。そして、そこから出た言葉、愛の言葉は必ず伝わっていくと思うのです。まずは福音を伝えたいと願うその人のために祈りましょう。その人が神さまに出会い、神さまの愛を知ることができますように、と祈りつつ、伝えていきましょう。

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