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【週報巻頭言】2023年6月25日 権威ある者としてお教えになった(マタイ7章24~29節)

イエスさまが、山上の説教、そのメッセージを語り終えられた時の人々の様子が書かれています。

イエスがこれらの言葉を語り終えられると、群衆はその教えに非常に驚いた。彼らの律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。(マタイ7章28、29節)

「群衆はその教えに非常に驚いた」とあります。その驚きの理由は、次の言葉から分かります。「彼らの律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったから」。「権威ある者としてお教えになったから」。それはどういうことだったでしょうか?

新型コロナの感染拡大が始まってから、多くのキリスト教会では、礼拝や説教をインターネットで配信するようになりました。礼拝に出席できない方にも、礼拝に参加してほしい、神さまの言葉を聞いてほしい、という教会の願いから、そういうことになったと思います。おかげで私はいろいろな教会の礼拝の様子や説教を観たり、聞いたりして、教えられることがたくさんあります。牧師の説教もいろいろなスタイル、タイプがあります。そういうことを思いながら、この権威ある者としてお教えになった、というのはどういうことだったのか考えますと、声高に、あるいは厳かに、というような話し方ということよりも、権威、この場合は神さまの権威ということですが、この神さまの権威とは何かというと、神さまの愛、真実ということではないでしょうか。人々は、イエスさまがこの私に向かって、愛をもって、真実から語ってくださっている。この方の語ることは信頼できる言葉。そのように受け止めて聞いたのではないかと思います。そして、イエスさまの言葉をまともに受け止めて聞いた人たちにとっては、その言葉はその人の生きる力、土台となったことでしょう。

聖書は神さまからのラブレター、愛の言葉であると言われます。神さまの言葉を聞いたり、語ったりする時、このことはとても大事なことです。神さまの言葉を聞く時、神さまはこの私を愛しておられるゆえに語っておられる。神さまの言葉を語る時、神さまはあなたを愛しておられるゆえに語っておられる。そのような思いをもって、聞き、語る者でありたいと思います。

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