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聖書の画像 板橋の教会

大きな喜びとは(ルカ2章8~20節)【週報巻頭言】2024年1月14日

救い主に出会った羊飼いたちのその後について、聖書から聞いてみましょう。

その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。(ルカ2章17節)

羊飼いたちは、救い主に出会いました。そして、彼らは、救い主を人々に知らせた、というのです。彼らは、救い主に出会い、自分の人生にこの方をお迎えしたのです。すると、彼らの人生に大きな喜びがわきあがり、その喜びから、彼らは人々に救い主を知らせたのです。

羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。(ルカ2章20節)

もう一つの羊飼いたちの後日談がここに書かれていました。救い主に出会った羊飼いたち、彼らは、神さまを礼拝し、神さまを賛美しながら帰って行ったのです。このことについて、宗教改革者として知られるマルチン・ルターは、こう言っています。

「羊かいたちは帰って前と同じ仕事にしたがった・・・かれらは自分たちのつとめを軽蔑することなく、ふたたび忠実にそのわざにしたがいました」(『クリスマス・ブック』)。

信仰とか宗教というと、世の中から逃避することと考える方がありますが、聖書はそのようなことは教えていません。むしろ、この羊飼いたちのように、自分の生活の場で、自分の置かれたところで、救い主が共におられることを信じて生きるものなのです。主が共におられる、という信仰、信頼。それは、私たちに生きる力を与え、何が真実なことかを教え、平和を求めて生きること、互いに愛し合って生きることを導きます。主が共におられる人生、これこそが、神さまが私たちに与えてくださった大きな喜びなのです。この喜びを、この救い主をお迎えする方がありますように。

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