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聖書の画像 板橋の教会

滅ぼすことは決してない(創世記9章1~17節) 【週報巻頭言】2025年7月13日

「二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない」(創世記9章11節)、「水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない」(同15節)とありました。繰り返し神さまは語られていること、それは、「滅ぼすことは決してない」ということです。神さまがお立てになった契約のしるし。そのしるしとは何でしょうか?それは「虹」です。私は幼い時に教会学校でノアの物語の話を聞きました。絵本や紙芝居でも、虹の絵が出てきます。虹というのは、神さまのお立てになった契約のしるし。その印象はとても強くて、虹を見る度に、神さまの契約のしるしということを思い浮かぶのですが、関根正雄という旧約聖書の専門の先生が訳した翻訳では、「わたしはわたしの弓を雲の中におく」と訳されて、「虹」が「弓」となっていました。ところで英語では、虹のことをrainbowと言いますが、これはrain(雨)とbow(弓)という言葉で成り立っている言葉です。雨の弓、それが虹だというのです。

ところで、弓とは何でしょうか?弓とは攻撃するための武器です。それが契約のしるしだというのです。神さまは弓を、武器を私たちに向けるようなことはなさらない。あなたがたを攻撃しない、あなたがたを裁かない、というしるしだというのです。私たち人間は、罪によって、神さまから裁かれなければならない存在です。しかし、神さまは私たちを攻撃しない、裁かないというのです。それはなぜかというと、私たちの罪による裁きを、神さまご自身が、神さまのみ子であるイエス・キリストが受けてくださったのです。契約のしるし、それは、神さまの赦し、私たちの罪をすべて引き受けてくださったイエスさまの十字架による赦しが示されているのです。

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