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神の祝福に生きる(創世記12章1~9節) 【週報巻頭言】2025年10月19日

主はアブラムに言われた。「あなたは生まれ故郷/父の家を離れて/わたしが示す地に行きなさい。

わたしはあなたを大いなる国民にし/あなたを祝福し、あなたの名を高める/祝福の源となるように。

あなたを祝福する人をわたしは祝福し/あなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべて/あなたによって祝福に入る。」(創世記12章1~3節)

「祝福」とは何でしょうか?聖書の語る「祝福」とは何でしょうか?それは、神さまがこの私を良しとしてくださっている、この私という一人の人間を喜んでくださっている。それが神さまの祝福ということです。

創世記の初めに書かれている神さまの天地創造の記事(創世記1章)には、神さまがご自分が造られたものについて、繰り返し、良しとされた、と書かれています。私たち人間も、被造物、神さまから造られたものです。神さまは、私たち人間のことも、良しとされました。神さまは、私たちを良しとしてくださった、良いものとしてくださったのです。私たちは、その言葉を受けて、私たちを造ってくださった神さまに応答して生きる。神さまに愛され、生かされている私たちは、神さまの言葉に従って、神さまの愛に押し出されて、互いに愛し合い、生かし合う。それが祝福された者の生き方です。

2節に「祝福の源」とありました。3節には「地上の氏族はすべて/あなたによって祝福に入る」とありました。この両方の言葉を合わせて読んで分かることはアブラムには、神さまから与えられた使命があるということです。それは何かというと、人々に祝福をもたらすという使命です。神さまはアブラムに大切な使命を与えられました。あなたが祝福の源となる。なぜなら、地上の氏族はすべて、あなたによって祝福に入るのだから、というのです。

岩波訳では、3節の言葉が「大地のあらゆる種族はあなた[の名]によって祝福し合うであろう」となっていました。祝福し合う。それは、神さまの祝福を互いに分かち合う、という意味だと思います。そして、このアブラムの使命というのは、私たちの使命でもあると思うのです。私たちも神さまから、良しとされた一人一人です。そのことを人々にお伝えする。それを私たちはこのような言葉で言い表すのです。あなたは神さまから愛されている。そして、神さまが私たちにご自身の愛を表された究極的な愛、それはイエス・キリストを私たちのところに送ってくださった。イエス・キリストが私たちの罪のために十字架にかかり死んでくださった、ということです。このことを伝えるのが私たちの使命です。

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