主に呼び寄せられた者(マルコ3章7〜19節)
14節に主が呼び寄せられた弟子たちのことを「使徒と名付けられた」とあります。この「使徒」という言葉は「アポストロス」という言葉で「派遣された者」という意味です。イエス様が彼らを選ばれた目的について、このように記されています。「彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるためであった」(14、15節)。
毎週の礼拝の最後に祝祷を行います。祝祷と言いますと、その文字から考えると、祝福の祈りと思われるかもしれません。礼拝に集った人たちに牧師が神様の祝福がありますように、と祈るのはすばらしいことと思いますが、実はこの祝祷とは祝福の宣言であり、派遣の祈りという意味もあるのです。私たちは神様に愛され、祝福されています!そういう私たちがこの祝福を、福音を世に派遣され、遣わされて、伝えていくのです。そのようなことを知る時、私たちも主の使徒、主によって派遣された者です。
主によって派遣された私たち。それは大きな責任を伴うものですが、救われた喜び、この大きな喜びを人々に伝える、送り届けるすばらしい働きです。それもイエス様が一緒にしてくださる。どうか、このことをおぼえて、共に励んでまいりましょう。
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