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【週報巻頭言】2022年2月6日 自分を欺いてはならない(一コリント3章18~23節)

一コリント3章18節の冒頭には、「だれも自分を欺いてはなりません」とあります。自分を欺く、とはどういうことでしょうか?自分を欺く、というと、自分に正直でない、という意味に取られるかもしれません。では、自分に正直であるように。自分の考え、気持ちに正直であるように。もし、私たちがお互いにそのように振る舞うならば、どうなるでしょうか?おそらく、それこそ争いが絶えないと思います。パウロはそういう意味で、このことを言ったのではないと思います。ではパウロが言っている「自分」というのは何かというと、「肉の人」(一コリント3章1節)としての「自分」ではなく、「霊の人」(同1節)としての「自分」です。

「肉の人」というのは、一コリント2章14節には「自然の人」とありました。別の訳では「生れながらの人」(口語訳)となっています。神さまを知らないままで生きる自分のことです。一方、「霊の人」というのは、神さまを知り、神さまに従っていこうとする自分のことです。さらに一コリント3章16節には、このようなことも書かれています。「あなたがたは、自分が神の神殿であり、神の霊が自分たちの内に住んでいることを知らないのですか」。パウロの言った「自分を欺いてはならない」というのは、せっかく神さまを知り、神さまに従っていこうとする者とされたのに、そして、神さまの神殿とされている者なのに、そういう自分を欺いてはいけない。そういう自分であることを見失ってはいけないということです。

霊の人、神さまの神殿とされた人、その人は神さまに対して正直であろうとします。神さまは私たちのすべてをご存じです。私たちの罪も、弱さもご存じです。そういう私たちは、神さまの前に、自分の本当の姿、自分の罪を認め、自分の弱さを認め、神さまに助けを求めるのです。神さまに対して、白旗を振るのです。神さまに対して、降伏する、降参する。そして、神さまに自分を委ねていくのです。

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