【週報巻頭言】2023年5月28日 狭い門から入りなさい(マタイ7章7~14節)
「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」(マタイ7章13、14節)
「狭い門から入りなさい」。何か、予備校の標語にでもなりそうな言葉です。受験生は、狭い門と言われる学校を目指して、勉強していると思います。この聖書の言葉が言っている「狭い門」というのは、何かというと、14節にありますように、「命に通じる門」ということです。神さまが与えてくださる永遠の命に通じる門です。それを、なぜ、「狭い門」というのでしょうか?
ここで言われている「狭い門」というのは、14節に「それを見いだす者は少ない」とありますように、人々が見いだすことの少ないことを意味しています。人々が見いだそうとしない、関心を持たない・・・。神さまは、人々が命の門、救いに入ることができないように、わざわざ狭くしているのではないのです。私たち人間の側で、見いだそうとしない、関心を持たないのです。
イエスさまは、救いの言葉、福音が世の中では、どのように見られているのか、その現実を語られました。人々は、見いだそうとしない、関心を持たない。けれども、その門から入りなさい、その道を歩みなさい。そこに救いがあるから。イエスさまは、そう言われたのです。でも、この救いを受け入れた、福音を信じた私たちはどうでしょうか?これがどんなに素晴らしいものかを知っているのではないでしょうか。だから、人々が、これを見いだすことができるように、関心を持つことができるように、そのためにどうしたらよいだろうか、と苦心しながら、福音宣教に励んでいるのではないでしょうか。私たちを本当に養い、生かすもの、救いの言葉、福音を一人でも多くの人が見いだしてくださるように、出会ってくださるように、私たちは祈り求めていきましょう、伝え続けていきましょう。
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