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墓を立ち去り・・・(マタイ28章1〜10節)

 マタイ28章1節には二人の女性が墓に行ったことが記されています。マルコと異なる点。?女性たちはマタイでは二人。マルコは三人。マタイはマグダラのマリアともう一人のマリアとなっています。一方、マルコはマグダラのマリア、ヤコブの母マリア、サロメ。?マルコは遺体に油を塗るため、という目的が記されていますが、マタイは「墓を見に行った」とだけあります。復活の記事には複数の資料があり、証人がいたことが分かります。
 またマタイでは番兵の存在を記しています。つまり、主の弟子たちとは関係のない者たちがいたことを記し、これも空の墓の出来事が事実であったことを示しているのだと思われます。地震は何か大きな出来事があったことを示しています。それが主の復活です。
 5〜7節の主の天使のメッセージ。墓に向かっていた者たちに、主がここにはいないと語ります。復活の主にガリラヤでお会いできる。そして、この言葉が天使の役割を示しています。「確かに、あなたがたに伝えました」(7節)。天使は神の言葉を伝える者。そして、主を信じる私たちも同じです。神の言葉を伝えることこそは私たち教会の使命です。
 これを聞いた女性たちの様子。「恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った」(8節)。神の言葉を伝える女性たち。?恐れと喜びを持って。?急いで走って。
主の復活を恐れと喜びを持って受け止めました。そして、急いで走って、とあるように、すぐに決断して、主の復活を伝えに行ったのです。
「墓を立ち去り」(8節)という言葉も印象的です。墓を見に来た女性たちが墓を立ち去り、天使を通して聴いた主の復活の出来事を伝えに行ったのです。私たちも「見に行く」信仰から、「立ち去り、・・・知らせるために走って行く」信仰へ。主と共に福音を伝える歩みを始めていくのです。

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