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真の慰め(詩編51編1〜14節)

「神よ、わたしの内に清い心を創造し/新しく確かな霊を授けてください」(詩編51編12節)。私たちにとっての真の慰めの言葉、この言葉こそが私たちにとって最も大きな慰めの言葉ではないでしょうか。ここに言われている慰めというのは、一時的に気分が良くなるとか、ホッとするとか、よかった、よかったと感動するというものでなく、私たちの存在そのものについて言われていることです。神様は私たちの内に清い心を創造してくださる!というのです。
「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた」(二コリント5章17節)。「割礼の有無は問題ではなく、大切なのは、新しく創造されることです」(ガラテヤ6章15節)。新しい創造。それは罪に支配された人生から、新しい人生、神様に支配され、神様と共に生きる人生です。神様の方を向いて生きる時、与えられる成長とはこのようなものなのです。
「喜び祝う声を聞かせてください/あなたによって砕かれたこの骨が喜び躍るように」(詩編51編10節)。ここに「あなたによって砕かれたこの骨が喜び躍るように」とあります。この「砕かれたこの骨」とは何でしょうか。このことについてある注解書にはこう記されていました。「精神的苦悩や病気による苦痛」(「新聖書注解」)。人生の様々な苦悩があり、病がある。そういう中でも喜び躍ることができる。神様を向いて生きる人生とはそういうものであることがここに示されているように思います。

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