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御心に適う人(ルカ2章8〜20節)

「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2章14節)。これは一言で言うと、「神に栄光、御心に適う人に平和」となるでしょうか。神様に栄光がありますように、御心に適う人には平和がありますように、という主の天使の賛美です。私はこの言葉について、日本語の様々な訳を読み比べてみました。その中で永井直治訳ではこうなっていました。「いと高き處には栄光神に[あれ]、地には平和、人には喜悦[あれ]」。
 「人には喜悦あれ」とあります。喜悦というのは、心からの喜び、大きな喜びということでしょう。他には、「人には善意あれ」と訳されているものもあるそうですが、私が今まで気になっていたのが、「御心に適う人」ということでした。いったいだれが御心に適う、神様の意に適う人なのでしょうか?私はこの言葉を読む度に御心に適う人、神様の意に適う人になるように努力しよう、努めよう!という思いにされたものでしたが、本当にそういう意味なのでしょうか?永井直治訳ではただ「人」とあるだけです。
 私たちのだれが御心に適う人なのか、神様の意に適う人なのかは分かりません。けれども、そういう私たちのところに神様は御自分の大切な御子、救い主であるイエス・キリストを送ってくださいました。この方を受け取り、この方と共に生きる時、そこに喜悦がある。心からの喜びが、大きな喜びがある。「人には善意あれ」とあるように、救い主が私たちに与えられたこと、それは神様の私たちに対する善意です。その善意を喜んで受ける。善意をないがしろにするようなことはしない。そして、この救い主を受け取り、救い主と共に生きる時、そこで私たちは御心に適う者とされる。神様がそうしてくださる。私はそう信じています。

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