ペンテコステ(使徒2章1〜13節)
本日はペンテコステです。ペンテコステは聖霊降臨日とも言われます。またペンテコステはキリスト教会にとっては、クリスマス(イエス様のお生まれになったことを記念する日)、イースター(イエス様が十字架におかかりになり死なれ、三日目に復活されたことを記念する日)と共に記念される日です。使徒言行録2章1節には「五旬祭の日」と記されていますが、ペンテコステはギリシャ語で「五十」という意味で、訳して五旬祭、あるいは五旬節と呼ばれ、元々はユダヤの三大祭りの一つの刈り入れの祭りです。それが過ぎ越しの祭りから五十日目ということで、五旬祭と呼ばれ、七週目ということで七週祭とも呼ばれたそうです。私たちキリスト教会にとっては、この五旬祭、ペンテコステは教会の誕生記念日としています。それはこの日に、約束の聖霊が弟子たちに臨み、それから教会が建て上げられていったからです。このペンテコステの時、いろいろな国の言葉で福音が語られたという出来事がありました。そして、確かに主の言葉(1章8節)は実現し、福音はユダヤから他の国々へと伝えられていき、全世界に拡がっていきました。教会には様々な異なった背景をもった人たちがいます。しかし、それぞれに違いがありながらも、主にあって一つにされ、共に歩んでいます。これこそは聖霊による一致です。二千年ほど前、約束の聖霊を信じて待ち望んだ人たちに聖霊、神様の力が与えられ、神様の偉大な業を語り、行う者となり、福音は全世界に伝えられていきました。そして、今も聖霊は私たちの教会に臨み、福音を伝えるように導いているのです。私たちもこの力を信じて、「神の偉大な業」(11節)、福音を宣べ伝えていきましょう。
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