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課題を抱えながらも(使徒2章1〜13節)

主の証人とされた私たち(1章8節)ですが、また一つの課題を抱えた私たちであり、教会であると思います。それは日本語だから、同じ国の言葉だから、お互いに理解できるか、通じているか、ということです。このペンテコステの出来事と対照的な出来事として引用されるのが創世記11章のバベルの塔の話です(創世記11章1〜9節)。この話に出てくる人たちは同じ言葉、同じ言語であったそうですが、最後にはバラバラになってしまいました。それは神様を神様としない、自分が神様のようになろうとしたことが原因だったことが記されています。自分が神様のようになろうとする。それはつまり、自分が正しい者であるとするあり方です。一方、ペンテコステの出来事はそれとは反対です。イエス様が十字架におかかりになった時にはそこから逃げ出してしまった、復活も信じられなかった・・・。そういう不信仰な、弱さの中にある人たち、その彼らが約束のものを待ちなさい、と言われた主の言葉を信じ、一つところに集まって祈った時、そこに聖霊が降り、神様の力が働かれ、人々は福音を宣べ伝える者として立てられていったのです。これが教会の始まり、教会の誕生日とも言われています。私たちも主の言葉を信じ、共に祈りを合わせ、神様の力に押し出されて、福音を宣べ伝えていきましょう。神様は今も生きて働いておられることを信じて。

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