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イエス御自身が近づいて来て・・・(ルカ24章13〜27節)

「話し合い論じ合っていると、イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。 しかし、二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。イエスは、「歩きながら、やり取りしているその話は何のことですか」と言われた。二人は暗い顔をして立ち止まった」(ルカ24章15〜17節)。
話し合い、論じ合っている中に、イエス様が近づいて来て、一緒に歩き始められた、ということです。けれども、二人の弟子の目は遮られていて、そこに一緒に歩いておられるのがイエス様だとは分からなかった、ということです。復活ということは、どんなに議論しても分かることはできません。自分たちで話し合えば何とかなる、そう思っていること自体が、目が遮られている状態ということなのだと思います。話し合えば何とかなる。自分の力で何とかやれる。そう思っているうちは私たちの目も遮られている状態なのだと思います。でも、そういう弟子たちのところにもイエス様が近づいて来て、一緒に歩いてくださいました。
「そこで、イエスは言われた。「ああ、物分かりが悪く、心が鈍く預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち、メシアはこういう苦しみを受けて、栄光に入るはずだったのではないか。」そして、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、御自分について書かれていることを説明された」(同25〜27節)。
信じられない弟子たちと一緒に歩んでくださり、しかも、聖書全体からご自分のことについて説明しておられるイエス様の様子が記されていました。私たちもこの弟子たちと同じように、気づかないことだらけ、分からないことだらけです。けれども、そういう私たちにも、イエス様の方から近づいてくださって、一緒に歩いてくださって、語り続けてくださっているのです。そして、イエス様が私たちの目を開かせてくださるのです。

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