砂の上に家を建てた者のようであっても(マタイ7章24〜29節)
「わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている」(マタイ7章24節)。神様の言葉を聞いて行う。これはとてもシンプルな教えでだれにでもできそうなことです。でも、本当にそうしようと決心し、実行していくと、あることは行えるけれど、あることは行えない・・・。そういう壁にぶち当たります。作家の三浦綾子さんは聖書の言葉を実行しようとすると、そうできない自分を知る。そして、自分はいかに神様の言葉から遠いかが分かる、と書いています。つまり、聖書の言葉に従っていく時、自分がそれに従い得ない、神様から離れている、罪深い自分に気づかされるというのです。イエス様は私の言葉を聞いて従いなさい、と言われました。私たちはイエス様の言われるように、神様の言葉を聞いて従っていきたいと思います。しかし、これは神様の権威、神様の力によって、できることです。「人間にできることではないが、神は何でもできる」(マタイ19章26節)とイエス様が言われた通りです。ですから、私たちはこのように祈っていきたいと思います。「私は自分のことを岩の上に家を建てた賢い人のように思っていました。けれども、神様の言葉を聞いて、行なおうとする時、それができない自分を知ります。私は砂の上に家を建てた愚かな人のようです。でも、そういう私を主が助けてくださり、主と共に歩む時、主が私を日々、造り変え、主に従う者にしてくださることを信じます」。そのように祈りつつ、歩んでまいりましょう。
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