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【巻頭言】2020年7月12日 神さまの赦しと愛から始めよう(エフェソ4章25節~5章2節)

エフェソ4章30節に「神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、聖霊により、贖いの日に対して保証されているのです」とありました。神さまの聖霊を悲しませる。この後に「無慈悲、憤り、怒り、わめき、そしりなどすべてを、一切の悪意と一緒に捨てなさい」(31節)ということが言われていましたが、私たちは神さまの聖霊を悲しませることをしてはならないのです。

神さまの悲しみ、憐れみ・・・。イエスさまが大勢の群衆をご覧になったときのことがこのように記されていました。「イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた」(マルコ6章34節)。「深く憐れみ」とありました。「腸(はらわた)がちぎれるような思い」と訳している聖書もあります。断腸の思い、あるいは心を痛められた、ということです。イエスさまは私たち人間の罪に支配された生き方、愛から離れた姿をご覧になって悲しまれるのです。

そういう私たちのために神さまはご自分のみ子をお送りくださいました。そのことがこのように記されています。「互いに親切にし、憐れみの心で接し、神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい。あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。キリストがわたしたちを愛して、御自分を香りのよい供え物、つまり、いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださったように、あなたがたも愛によって歩みなさい」(4章32節~5章2節)。神さまに赦され、愛され、神さまの子供とされた私たちは神さまの赦しと愛からすべてを始めるのです。

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