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【週報巻頭言】2021年2月21日 神さまを知るということ(詩編6編1~11節)

主よ、立ち帰り/わたしの魂を助け出してください。あなたの慈しみにふさわしく/わたしを救ってください。(詩編6編5節)

「主よ、立ち帰り」とあります。これは、神さま、私のところに帰ってきてください、と願っているのです。ここには詩人の切実な祈りが書かれています。3節には、主よ、憐れんでください、とありましたが、ここでは慈しみということが言われています。神さまの憐れみ、慈しみが私の魂を助け出してくださる、私を救ってくださる、というのです。

6~8節にも、詩人の苦しむ心、弱り果てている様子が率直に語られています。詩編というのは、神さまに向かっての賛美歌であり、祈りですが、それは、ただ神さまは素晴らしい、神さまに感謝します、ということだけではないのです。この詩人のように、自分のありのままを神さまに打ち明け、魂をぶつけていくようなものなのです。私たちは本当に信頼できる人にはそうするのではないでしょうか。神さまこそは信頼できる方です。私たちを愛しておられ、私たちのことを知っておられる。私たちの心の奥底までご存じの方です。だから、私たちも、この詩人のように、神さまに心を開いて祈っていくのです、賛美していくのです。

詩人の言葉が9節からは大きく変化していることが分かります。

悪を行う者よ、皆わたしを離れよ。主はわたしの泣く声を聞き

主はわたしの嘆きを聞き/主はわたしの祈りを受け入れてくださる。

敵は皆、恥に落とされて恐れおののき/たちまち退いて、恥に落とされる。(詩編6編9~11節)

詩人は悪を行う者が自分から離れるように、と言っています。これは私を悪から、悪しき者から守ってください、という願いのようにも思えます。そして、それに続いて、「主はわたしの泣く声を聞き 主はわたしの嘆きを聞き/主はわたしの祈りを受け入れてくださる」と言います。「聞き」とあるのは、聞いてくださった、ということです。神さまは私の泣く声を聞いてくださった。神さまは私の嘆きを聞いてくださった。神さまは私の祈りを受け入れてくださっている。ここには詩人の確信に満ちた言葉があります。

この詩人にどのような出来事が起こったのか、そのことについては分かりません。11節に「敵は皆、恥に落とされて恐れおののき/たちまち退いて、恥に落とされる」とありますから、この詩人にとっての敵、自分を攻撃する者からの守り、助けというものがあったのかもしれません。いずれにせよ、この詩人の大きな変化、大転換というのは、神さまという方はどのような方であるか、その理解の変化、転換であると思います。怒りの神さま、憤りの神さま、それが憐れみの神さま、慈しみの神さまという理解に変わっているのです。

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