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【週報巻頭言】2021年12月26日 良い知らせを伝える者(イザヤ40章1~11節)

「呼びかける声がある。主のために、荒れ野に道を備え/わたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。

谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。」

(イザヤ書40章3、4節)

「呼びかける声」とありました。その声が言っていることは荒れ野や荒れ地を神さまのために整えて準備しなさい、ということです。荒れ野や荒れ地というのは、私たちの心、私たちの生き方を指して言っています。

「高い山に登れ/良い知らせをシオンに伝える者よ。力を振るって声をあげよ/良い知らせをエルサレムに伝える者よ。声をあげよ、恐れるな/ユダの町々に告げよ。見よ、あなたたちの神

見よ、主なる神。彼は力を帯びて来られ/御腕をもって統治される。見よ、主のかち得られたものは御もとに従い/主の働きの実りは御前を進む。

主は羊飼いとして群れを養い、御腕をもって集め/小羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。」

(イザヤ書40章9~11節)

なぜ、私たちは神さまのために自分の心、生き方を整えなければならないのか、準備しなければならないのか、というと、10節に「見よ、主なる神。彼は力を帯びて来られ」とありますように、神さまが来られるからです。神さまが来られる、神さまのみ子イエス・キリストが来られるからです。イエスさまが来られることについて、9節に、繰り返し、このようなことが言われていました。「良い知らせ」。イエスさまが私たちのところにおいでになる。このことこそは良い知らせ、グッド・ニュースです。

イザヤがこのことを預言したとき、イスラエルの民は私たちの罪と咎を償ってくださるメシア、救い主が来られるのだ、と待ち望みました。そして、今、私たちはその方が誰であるかを知っています。誰が私たちの罪と咎を償ってくださったでしょうか。イエス・キリスト、この方こそは救い主であり、私たちの罪と咎を償ってくださった方、私たちを罪から救い出し、永遠の命に生きる者としてくださったのです。

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