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羊飼いと羊〜「知る」と「知られる」の関係〜(ヨハネ10章1〜18節)

良い羊飼い、それは自分の羊を知っている。羊もまた、羊飼いを知っている。イエス様と私たちの関係がこのような関係だというのです。イエス様は私たちを知っているのです。そして、私たちもイエス様を知っている・・・。しかし、どうでしょうか、確かにイエス様は私たちのことを知っておられるのだろうけども、果たして、私たちはイエス様を知っているでしょうか。イエス様が救い主であること、神様であること、愛の方であることは知っている。でも、イエス様のことをどれほど、知っているでしょうか。私たちが互いに親しい関係にある方とのことを考えてみると、自分の連れ合いのこと、家族のこと、友人のこと、どこまで知っているでしょうか。知らないこともたくさんあるのではないでしょうか。でも、親しい関係とは、愛の関係とは、知ろうと努める関係と言えるのではないでしょうか。私たちは神様が私のことを知っているほどには神様のことを知らないかもしれない。でも、知ろうと努めるのです。神様の心、思い、それを知ろうと努めるのです。私たちが聖書を読むというのは、それが目的です。自分の生き方に何か、利益をもたらすため、それだけが目的ならば、本当には聖書は理解できないと思います。神様の心、思いを知ろうと努める。そして、その心、思いに応えて生きようとする。それが神様を信じる、イエス様を信じて生きるということではないでしょうか。

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