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【週報巻頭言】2023年1月29日 神に赦された者として生きる(マタイ6章14、15節)

イエスさまが教えてくださった主の祈り、その祈りは13節で終わっていますが、14、15節には、主の祈りの補足のような言葉が語られています。

「もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。」(マタイ6章14、15節)

この言葉は、12節で教えられていた赦しについての祈り(「私たちの負い目を赦してください。私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦します。」)の補足と言えます。それは、私たちにとって、赦しはとても大切なことであることを示しています。イエスさまは、ご自分の弟子たち、また群衆の姿をご覧になって、改めて、赦し合うことの大切さを語ったのでしょう。私たちも赦し合うことの難しさをおぼえる者ですが、14,15節に「あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる」、「あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない」とありますように、赦しというのは、私たち人間が互いを赦すとか、赦さない、ということで留まらないことが分かります。「あなたがたの天の父」である神さまにこそ、赦しの権限はあるのです。そのことを忘れて、まるで自分が審判者のように、裁き主のようになっていることはないでしょうか?本当の審判者、本当の裁き主は神さまです。神さまの赦しをしっかりと受け止めて、互いが神さまから赦された者であることをおぼえ、赦し合う者でありたいと思います。

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